自己紹介

佐久市 晴れた日の助産院

佐久市にある助産院「晴れた日の助産院」です。

・母乳量を増やしたい、母乳育児中のおっぱいトラブルに対応する母乳マッサージ(おっぱいマッサージ、母乳マッサージ、母乳外来)

・子育て全般にかかわる疑問や不安にお答えする子育て相談(オンライン可能)

・妊婦さんや産後のママの体の悩みをケアする骨盤調整

を行っております。


ぜったいに○○でなければいけない!という思いは良くも悪くも持っていません。

母乳でもミルクでも、ねんトレするでもしないでも。

ママ(パパ)が希望する子育て方法が実践できるようにお手伝いすることが助産師の仕事だ、というのがモットーです。

母乳がたっぷり出ていても、ミルクにしたいという希望があれば断乳のご相談ももちろんOK!

赤ちゃんはもちろん、ママにとっても「より良い」子育て期間であるといいな、と思っています。

ママ(パパ)のお気持ちをいちばんに、ママのお気持ちや理想がかなうようにお手伝いをさせていただいています。


助産師 川口晴美

岩手県奥州市出身。長野県佐久市在住。

2010年生まれの双子の息子たちと(2022年現在、中学1年生)

1学年下の夫(東京出身)の4人暮らし。


2003年 看護師免許取得

2004年 助産師免許取得

2009年 熊本県にてベビーマッサージサロン開業

2011年 長野県佐久市にて現在の助産院の前身となる

「産前産後のケアサロン sereno」を開業

2021年 満を持して長野県佐久市の自宅の一室で「晴れた日の助産院」を開業


1981年生まれ。生まれも育ちも岩手県。

なぜか子供のころから妊婦さんが好き。

家にあった育児書を熱心に読む子供時代を過ごす。


中学生のころから父親の勧めもあって医療系の仕事に興味を持つ。

高校2年生になって進路指導室ではじめて「助産師」という職業を知って

「妊婦さんや育児書が大好きだった私にぴったりの仕事だ!」と、

進路を助産師に決める。


高校卒業後、看護進学をきっかけに仙台へ。

3年の看護学校を卒業したあと、1年の助産学校へ。

助産学校で学習していくなかで

「分娩介助をするよりも、地域の中で産院を退院していったママたちが

安心して子育てできるお手伝いをしたいな」

と実感して、いずれは助産院を開業したい!という夢を持つ。


免許取得後は岩手に戻り総合病院で勤務。

仕事や社会の厳しさを知り、助産師への熱意を失いかける。笑


その後結婚して熊本県へ。


2010年 双子の息子たちを出産。

何の根拠もなく、自分は女の子の母親になると思い込んでいたので、

まさかの男の子二人でびっくり。


園児服のポケットからなぜか大量の石が出て来たり、

なぜか傘を壊して帰ってきたり、なぜか消しゴムをちぎって壊して失くしたり、

ペンケースに学校でみんなで落書きしたり、破壊したり…。

ランドセルの底からくっちゃくちゃになった学校からのお便りを発見したり、

自分の子供時代にはなかったような出来事がたくさんですが、

おかげさまでたくましい母ちゃんに鍛えてもらってます。笑



切迫早産での入院や母体搬送、子供たちのNICU入院を通じて、

「助産師の仕事ってやっぱりすごいな!入院中に我が子とともども受けたこのご恩をお返ししたい」と助産師への熱意を取り戻す。笑


2011年5月、夫の仕事の都合で長野県佐久市へ。


本籍を佐久にしたことや父の死をきっかけに

2021年、満を持して「晴れた日の助産院」を開業。


…ついつい、スマホでゲームに熱中してしまうので…

気を付けなければと思う日々。笑




助産院名の由来

晴れた日の、なんだか不思議な名前ですよね。

子育てしていると、楽しいこともあるし、
子供が可愛くて、幸せなきもちでいっぱいになることもある。

でもその反面。

イライラする日もあるし、
すごく疲れてどうしようもないこともあるし、
うまくやれない自分を責める日もある。


お天気が雨の日、曇りの日、嵐の日があって、晴れの日があるように。

子育ても楽しいとき、つらいとき、不安なときもある。

いつも楽しくて幸せな育児なら、いいけど。
そうではないのが、リアルな育児。

晴れたという言葉は、
その背景に雨の日、曇りの日があるからこそ、
晴れた、という言葉になるのだと思います。

晴れた日の、とつけたのは、いつも楽しなくても、
子育てには雨の日、曇りの日だってあっていいよ、
という気持ちから。

そして、当院にお越しいただいて、お帰りになるときには

雨上がりの晴れた空のような気持ちになってほしいから。
少し不思議な名前のようにも聞こえますが、
覚えていただけたら嬉しいです♪

当院で大切にしていること

母乳。ミルク。混合。

一口に授乳と言っても、いろんな種類があります。

なかなかママの意思だけでは、自分たちの授乳方法を決められない。

だからこそ、もどかしさや苦しさも生まれることもあると思います。

単純に母乳がいい、ミルクがいい、混合がいい、ではなくて。

自分たちが望む授乳方法ができることが大切なことだ、

…とわたしは思っていて、その思いを当院では大切にしています。

と、この気持ちに至るまで、いろんなエピソードがありました。

少し長いのですが、もしお時間があれば、この先も読み進めていただけると

とっても嬉しいです。

わたしの学生時代の実習病院はとても大きな周産期センターなのに

とっても母乳育児に力を入れている病院でした。

…ので、学校の講義でも実習でも

「母乳っていいんだよ!」という内容が多く…。

まだまだ無垢で、理想に燃えていたわたしたちは

「母乳ってすばらしい!ミルク足すなんてありえないよね!」…って思ってました^^;

でも、です。

産後入院期間中にとる、産後うつのスコアが高い人の多くは

「母乳が出ないことがプレッシャーだ」

…ということを、遠回しにおっしゃるのです。

まだまだ助産師としても、(学生だし)

もちろんその当時、母親になった経験もないわたしは

「吸わせていれば必ず出ますから!がんばりましょう!」

って目をキラキラさせて、そう伝えていました^^;

でも新生児室実習のとき、新生児室預かりだった赤ちゃんを

ママのお部屋に送っていったときです。

そのママが、

「母乳が出ない…。本当に出ていなくて赤ちゃんが泣いているのに母乳が出ない。

いつもミルクをもらってばかりで新生児室で、もっとがんばって母乳あげて、って

言われてしまった。吸わせても、吸わせても泣き止まなくて疲れてしまった…。」

ってお話しされるのです。

産後の早いうちに仕事復帰を予定している方で

「ミルクのほうが都合がいいのに。ミルクじゃダメなのかな…」

…と最後は言葉にならず、嗚咽になっていました。

ふっと、わたしは

「○○さんがミルクでいいなら、ミルクで大丈夫です!

あさって退院です。だから明日1日頑張って、退院したら思う存分ミルクをあげてください!」

って言っていたんです。

「でも。この病院の1カ月健診…、母乳かどうかって聞かれて、

この1か月どういう風に授乳してたかって根ほり葉ほり聞かれるって…。」

「確かにそうです。正直に書いてもいいし…。でもウソ書いたってバレないですよ!!」

…↑おいっ!というようなことを言ってました^^;

でも、その瞬間にぽろぽろ泣いてたママが

「そうだよね!そうね!!うんうん。入院期間なんてたったの5日なのに。

ミルクでいいって自分が思うならミルクでいいのにね。

なんでこんなに泣くほど悩んでたんだろう~。あ!もしかしてこれが産後ブルーなのかな!笑」

思いっ切り泣き笑いしたんです。

無垢だったわたし。

母乳っていいな、って思っていたけどこんなにもママを追い詰める母乳って何だろう…。

って疑問に感じて…。

なんと次は「アンチ母乳」になりました。笑

無垢ですね!笑

アンチ母乳のまま時は過ぎ…。

わたしは母親になりました。

ま、出れば母乳でいいし、でなければミルクでいっか~♪

と、気楽に考えていたわたし。

哺乳類だからなのか、あんなに気楽にどっちでもいいや~♪って思っていたのに

いつの間にか、母乳がいい!母乳をあげたい!という思いでいっぱいになっていたのです。

どっちでもいいって思ってるはずなのに

なぜか母乳に執着してしまう。

執着するからつらくなるのに、わかっているのに、

どうしても母乳へのこだわりを捨てられない。

未熟児のNICUに1か月いた子どもたちはもちろん、直接授乳を嫌がります。

吸ったとしても、体も小さくがっつり吸い付ける力がありません。

なんとか母乳を…という一心でめちゃくちゃ搾乳しまくって

母乳量を相当に維持していたのにわたしの授乳の疲れもあったし、

思うように吸ってくれないし、搾乳する余力もないし…。

ぜんぜん減らない追加のミルクの量。

それどころかどんどん増えていくミルクの量。

吸ってくれない息子たちへのこらえようがない苛立ちと

思うように母乳が出ない自分への苛立ちと…。

いろんな気持ちがごっちゃまぜになって

それこそ産後ブルーで夕方に一人で大声上げて泣いたりして。

もっといろんな紆余曲折があって、結局、ミルクにしたわけですけど。

このとき、ミルクでも母乳でもどっちでもいいと、本当に思っていたのに

産後って不思議と、母乳への「執着」とも思えるような気持ちが湧くものなんだなあ…

と思いました。

そして、「吸わせれば母乳は出る」と教わってきたその言葉。

それは嘘ではないけれどそれだけではない、ということも実感しました。

また「吸わせれば母乳を出る」という言葉は産後に心身ともに疲労して

思うように母乳が出ない母親たちにとっては

なんと残酷な言葉なんだろう、とも思ったのです。

そこで「アンチ母乳」だったので母乳に関して全く勉強してきていない自分を

ちょっと後悔しました。

その後、フリーランスの助産師として、ベビーマッサージレッスンなどで

産後のママたちとお会いする機会が増えました。

そこでは

「母乳が良かったけど、産院で何も教えてもらえなくて

思うように母乳育児が進まなかった」

「一応、母乳は吸わせていたけど、

足りなかったミルクどうぞ、て言われてミルクを飲ませていたら、

おっぱいを嫌がるようになって…。

母乳には頻回授乳が大事って後で知って

もっと頑張ればよかった」

…と、母乳育児をしたかったけれど、

情報や指導が足りずにそれが叶わなかったママも

たくさんいる、ということも知りました。

フリーランスの助産師として仕事をするなかで

「ミルクが良かったのに

ただただ吸わせていたら母乳がたっぷり出てしまった」

「母乳が出るっていいね、って言われるけどすごく良くでて、

常に乳腺炎におびえて暮らすことが何がいいのかわからない…」

と悩む方。

「産後6カ月で仕事復帰予定なのに

意外に母乳が良くでて母乳だけになってしまったから

断乳したいって産院で相談したら仕事しながらも母乳はあげられるから

母乳やめちゃうのはもったいないよ、

って言われて、断乳について教えてもらえなかった。」

「ミルクも飲んでくれればラクだなと思って、

寝る前だけミルクの混合にしていたら母乳だけにできるからミルクやめて、って指導された…。」

など、予想外にたっぷり母乳が出たことで

創造や希望と違う子育てになってしまって悩むママの声もたくさん聞きました。

そんな経験を通して、

単純に母乳がいい、ミルクがいい、混合がいい、ではなくて。

自分たちが望む授乳方法ができることが大切なことだ、

と、今のわたしは思うのです。

母乳をあげたいのに、と悩むママに

ミルクでも育つよ、というのは、ちょっと違います。

そんなことは、ママ自身がよくわかっているはずです。

わたしだって、ミルクでもいいのに、って思いつつも

母乳への思いは止められませんでした。

母乳をやめたいと考えているママに

「もったいない」というのも違いますよね。

母乳がいいと願うママには

より効果的な母乳が出るためのスキルと知識を提供すべきですし、

母乳が出すぎてつらい、ミルクがいい、というママには

それが叶う方法を提供していくことが必要です。

…とはいえ、人の気持ちってそんな単純じゃないから。

母乳はもういや、とか、母乳にしたいと言っていても

本心は?という場合もあります。

その本心にママ自身も気づいていない場合もあるので

ママの言葉そのまんまを丸呑みするのではなくて

子育ての様子などをゆっくり聞きながら

ママ自身が、自分と我が子の授乳をどうしたいのか

と考えて、決めていくようにお手伝いすることも大事なことだと思っています。

もちろん、迷っても良いのです!

理想論ではありますが、わたしが願うのは

子育てに期間に後悔を残さないこと、ということです。

仮にまた赤ちゃんを育てる機会に恵まれても

その子は、その子であって、今目の前にいる子とは別の子育てなのです。

今、目の前にいる子の子育ては一生で1回きり。

理想論で、本当はそれは難しいけれど

でもできるだけ、ママ自身が後悔しない授乳期間を過ごしてほしい、

と願っています。

それが当院で大切にしている思いです。